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琥珀ニス完成


以前にいったん試作成功した琥珀ニス。ペンダントくらいには十分に使えるが、指輪に使うとなるとまだ堅さが足りなかった。これまでに色々なことがわかってきたので、製造方法を整理して一応の完成品を作ってみた。

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琥珀のみの溶液。



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オイル加えて数時間加熱。亜麻仁油では弱いので桐油を使用。しかし桐油はとても重合しやすいので固めずに熱を加え続けるのが大変。ちょっと目を放すと、あっっ・・・という間に固化しはじめてしまう。



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まったく黒味はなし。染料は何も入れていない。琥珀と桐油のみ。



以前はまだ琥珀を黒くしないできれいに溶かす方法が分かっただけで、そのままではもろい樹脂なのです。どうしたら強化できるか不明でした。強化できることはわかっていたが、強化するために加熱処理するとやはり黒くなってしまう。

どういう条件なら黒くせずに強化できるのかが分かったので作ってみたら、かなり赤い色のニスになりました。



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赤い(矢印部分)。何の助剤を入れずともカチカチに硬いニスになりました。ちなみに塗装方法も、普通の塗って太陽(紫外線)などに晒すという方法とは違う方法を採ってます。もはやオイルニス、天然塗料の塗膜と思えません。

Lefranc & Bourgeois の COPAL PICTURE VARNISH を焼付け塗装した塗膜に匹敵することを目標にしていたのですが、それを超えました。色もそれよりずっときれいです。



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一度にたくさん琥珀を溶かすとどうしても黒い部分が出てしまうので、この色を維持しようと思うとやっぱり量はこの程度しか作れません。溶剤(精油)で薄めてあるので実質はこの半分くらいの量です。





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